6月11日 高校生の塾
秋田市の塾のバランスというのは、ちょっと特殊です。以前、広島で自分の塾をやっていた時は、小学生、中学生、高校生ともに様々な塾があり、その子その子にあった塾がたくさんありました(東京なども同じです)。
ところが、秋田市の場合は、小学生、中学生を得意とする塾は多いですが、高校生となるととたんに選択肢が少なくなります。生で教えているところはほとんどないように思います。
うちのような個人塾に毛が生えたところ(大学受験できる)を除けば、大きく分けると、
・大手映像授業系(FC)
・大手学習管理・コーチング系(おそらくFC)
・大手個別指導塾(FCが多い)
の3つになります。
映像授業系は、「ティーチング(「分かる」に重点)」がメインです。
成績を上げるためには「できる」ようになる演習(ジガク)の必要がありますが、そこは受講者に任せられる場合が多いようです。
学習管理・コーチング系は、「授業をしない(ティーチングしない)」が基本です。
成績を上げるために、問題集を順番立てて学習計画を立て、その進捗管理をしていくコーチングの手法がとられます。
個別指導は、その名の通り、個別指導ですが、指導力は講師によって大きく変わります。大学受験の場合、塾の研修以前に、その講師が元々もっている学力水準と、教材選定・組み立て能力、及び実績を積んだ経験値がものをいいます。
ぶっちゃけて言えば、講師の学生時代の偏差値以上の大学入試を指導するのは、一部向学心の極めて高い講師を除いて、ほぼ不可能です。
また、個別指導の場合、授業以外でいかに子どもたちに勉強してもらうか、が極めて重要です。手を放しても、自走していく状態に持っていけないと、大学受験は厳しい。少なくとも教室長か講師が、このサポートやコーチングができないと、結果はなかなか出ません。
これまでの経験上、大学受験は、ティーチングだけ、でもだめ、コーチングだけ、でもダメだと思います。両方ともある程度はいります。ちなみにティーチングがメインの映像授業系も、コーチングメインの学習管理系も、料金的には結構します。どこに価値を置くか、が違うだけです。
うちの場合、映像授業アプリ(中身はその子その子によって、私が内容を変えられます。オリジナル動画も徐々に増やします)導入し、これからはティーチングだけでなく、コーチングにも力をいれていきます(追加で高額なものがかかることはありません)。
2025年06月11日 13:58